寺⽥倉庫株式会社（東京都品川区 代表取締役社⻑：寺⽥ 航平）のアートプロジェクトTOKYO CANAL LINKS は、2021年8月27日（金）～29日（日）の日程で、日比野克彦が総合プロデューサーを務めるア−トプロジェクト「とうほくのこよみのよぶね in 天王洲」を天王洲・キャナルイーストで開催いたします。TOKYO CANAL LINKSは、運河によって東京の歴史や⽂化をつなげ、国際的な“TOKYO“への架け橋となることを⽬指すアートプロジェクトです。

2006年から日比野克彦氏の出身地・岐阜の長良川にて行われているアートイベントの「こよみのよぶね」は、一年でいちばん夜の長い冬至の日に、1～12の数字と干支を模した巨大な行灯を載せた13隻の鵜飼観覧船が往来するその幻想的な風景を眺めながら、流れゆく時と共に今年一年を振り返り、そしてまた来る年に思いを馳せる冬の風物詩です。
今回開催する「とうほくのこよみのよぶね」は、この岐阜で行われてきた「こよみのよぶね」が東日本大震災後の2011年11月以降、東北・大槌町や釜石市などで毎年3月11日に行われてきたもの。地元市民と共に竹と美濃和紙で『3.11』の行灯を制作し、海に浮かべ祈りを捧げます。

運河によって歴史や文化をつなげることをテーマに活動をしてきたTOKYO CANAL LINKSでは、東北地方を中心に未曾有の被害を引き起こした大震災から10年を迎えた今年、この『3.11』の行灯を制作するワークショップを近郊在住の方々と実施するとともに、「とうほくのこよみのよぶね」を東京・天王洲の運河に浮かべ、行灯が照らす水面を見つめながら、運河、海へと越えて遠くつながる東北の地へ、鎮魂の想いを捧げます。